高松教会 村上貴志
ルカによる福音書 2章8~21節
アドベントの第4週。クリスマス礼拝です。
主の御降誕を共にお祝いします。
四本目の蝋燭は、「ベツレヘム・愛」です。この町から、「大きな神の愛」が、人々に広がったのです。
このクリスマス。一番喜んでいるのは、誰でしょう? 集っている私たち? 誰でしょう?
今、心の中で、どのくらい喜んでいるのか?毎年、同じ喜びですか? いつが、一番でしたか?
受洗して最初のクリスマスだったかもしれないことを、「羊飼いのクリスマス」を通して思い出します。
羊の番をする者は、安息日だからといって、町の近くにいるとは限らない。礼拝には、出られない。神さまを知らない。そんな彼らの元に、天使が喜びを告げにきました。「恐れるな!」神さまから最も遠い人たちは、驚きます。天使は、「民全体」羊飼いも、含めて、神さまの民だと宣言します。
「確かめて見よ」その言葉と同時に、天の大軍の突然の讃美。「信じるしか無い。」のです。 素直?
それとも、神さまがお造りになられた人の姿?
私たちにも、素直な喜びが。そう、受洗して最初のクリスマスには大きな喜びだった。今に比べて。
人に語りたくなり、うきうきして、会堂を後にした。
とすると、今日のクリスマス礼拝。初めて教会に来られた方に、一番の喜びがあるのかも知れません。
「救い主の元に、初めて、やって来たのですから」
その人たちは、「永遠の命を受け継ぐ。」(マタイ19:29)クリスマスプレゼント。目に見える物よりも、お金よりも、「本当に必要な物」それを頂いた。
この大いなる喜び。今も、私たちは?「先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」(マタイ19:30)そうなっていないでしょうか? 伝えるのです。救い主のお誕生を。私の救い・喜びを。救い主の元へ。みんなで集う事を願って。