使徒言行録 5章12節-16節
高松教会 村上貴志
現実に、イエスさまの権威によって癒された人がいる以上、指導者たちは、「これ以上話さないように」としか言う事ができませんでした。
弟子たちの行っていたことが、真実で有ったからです。
「イエス・キリストの名によって」この業は、…。
◆逆らわない者は味方(ルカによる福音書 9章49節~)
イエスさまを信じていなくとも、敵視しようとも、神さまからの大いなる力は、変わることがないのです。
そして、この祝福の輪は、喜びの集まりは、「多くの男女が」今まで、数に入れられる事の無かった女性にも新しい喜びが、開かれたのです。
「あらゆる国々の言葉で」異邦人たちにも、この喜びが、開かれました。
しかし、意地を張った、ユダヤ人たちは、加わる事ができませんでした。
蔑んでいた人たちが、哀れに思っていた人たちが、「救いの喜びを感じている」のを見ても。
誇りや自負のあった人たちには、大きな葛藤を抱かせたことでしょう。
この葛藤。地上の思いとの戦いであります。「私の思い」との戦いであります。
とてつもない、大きな敵であります。
しかし、全地全能の父なる神さまの御業に抗う事は出来ないのです。
全ての人を愛されたイエスさまの十字架の救いは、全ての人の前にあるのです。
あれほどまでに自身に満ちていたユダヤ人たちをも、打ち砕き、主の元に導かれる「イエス・キリストの名によって」の神さまの御栄光なのです。
この祝福に与る事の出来ない者は、いません。ただ、信じるだけで、この喜びに加えられるのです。
世を愛された神さま。一人も滅びないでと思われている神さま。
【ヨハネ福音書3:16・ ペトロの手紙Ⅱ 3:9 】 私たちの愛する人。
いえ、一人残らず、救いの喜びに加えられる事を願って、福音を宣べ伝えたいと思うのです。