10月23日の礼拝後、秋の野外学校を実施しました。
数年前から、夏と秋の年に2回日帰りのプログラムで実施していますが毎回どこへ行こうか、何をしようかと頭を悩ませています。
時間を有効に使いたいから、移動にあまり時間をかけたくないね。2歳児から6年生までの年齢層でみんなが楽しめるにはどうしたらいいかな。
最近、足が遠のいている子どもに来てもらえると嬉しいな…等々考えながら話し合います。
そんな話し合いの中、今回は春に九州で大きな地震が発生したこともあり、私たち教師も含め一人一人が防災意識を高めるきっかけになればという事で、生島町にある県の防災センターに行くことにしました。
子ども会や自治会などでもよく利用されているので、行ったことがある方もいらっしゃると思います。
センターでは、煙からの避難体験、阪神大震災レベル(震度6)の揺れの体験、暴風体験、消火体験の4つの体験ができます。
私たちも二つのグループに分かれて、4つを全て体験させていただきました。
どの体験も緊張感にあふれていて、子ども達も表情を強張らせてしまう場面もありました。
丁度、この野外学校の二日前に鳥取で発生した地震により、香川県でも震度4の地震があり災害は本当に自分たちのすぐ近くにあることを実感していたので、なおさら緊張感をもって体験することができたように思います。
そして、センターの方に「おはしもち」という言葉も教えていただきました。
これも知っている方も多いと思いますが、避難するときの合言葉です。
『お』→「押さない」『は』→「走らない」『し』→「しゃべらない」『も』→「戻らない」『ち』→「近づかない」です。
先日も東北で地震と津波が発生し、東日本大震災を改めて思い出すような緊迫感が日本中を覆いました。
私たちの周りでは火事などの人災もありますが、人間の力では防ぎようのない自然災害も多く起こっています。
そのたびに神様の創られた自然の偉大さに気づかされ畏れを感じます。
そして、きっと神様は私たちが自分の身を守るための知恵も与えてくださっているはずです。
今回の野外学校の学びを通して子ども達が少しでもそのことに気が付いてくれたら嬉しいなと思いました。
今回は、普段CSに来てくれている子ども達がほとんど出席してくれました。
今の時代、習い事やスポーツなどで小学生でも日曜日を忙しく過ごしています。
そんな中、少しの空いた時間をCSで過ごしてくれることは私たち教師の励みにもなります。
子ども達の心と体の成長のため、またCS教師のためこれからもお祈りください。
by K.R