高松教会 村上貴志 レビ記19章9~10節 今日は、収穫感謝の礼拝です。会堂には、この秋に採れたお野菜などが献げられております。 「神さま、豊かな恵みをありがとうございます。」 大切なものは、いただくだけではなく、献げる事から始まるのです。【箴言3章9-10節】神さまは、必ず、喜びを増し加えて下さるのです。 この収穫のお祝い。最初は、創世記4章のカインとアベルの献げ物に記されております。カインは、土の実り。アベルは、羊の群れの中から肥えた初子。 そして、今日の箇所、モーセの律法の中に定められたのです。【レビ記19章9-10節】これは、神さまが命じられたことでした。「わたしはあなたたちの神、主である。」と、最後に宣言されています。 神さまの民◆聖なるものとなるために。神さまの世界で生活する約束事を教えたものなのです。 この大事な事は、「この地上は、神さまが、お造りになられた。神さまが、御支配なさる」ということです。ヒトは、神さまから預かった土地を、使わせていただいている。全ては、神さまのもの。借りた土地から出来る物は、「神さまのもの」なのです。 その神さまからのいただき物を、独り占めする事は、良くない事なのです。だから、「ちょっとだけ、おすそ分け」を、神さまは、勧められました。 【ルツ記2章】にその実行が記されております。 それが、神さまの喜ばれる事でありました。神さまが、分けて下さった物を貰った人も分け与える。喜びが増し加わったのです。このような思いを、大きく実行したのが、最初の教会でした。 【使徒2;43-47・ガラテヤ2:10】に記されているようなこと。「神さまからいただいたもの」を、みんなで分け合う事は、神さまの愛を分け合う事なのです。そこには、きっと、イエスさまが、共におられます。神さまも、喜んで下さるのです。
2020
08Nov