ガラテヤの信徒への手紙 4章8~20節
高松教会 村上貴志 牧師
「本当に正しい道、まことの道を知らない人たちは、誤った道を進んでいる。」
当たり前の理論の展開をパウロは、いたします。
地中海地方の人々は、何か力のある物を尊び、その力が自分にも宿るようにと、願っていました。パウロは、知って欲しかったのです。
「万物を造られた神さま」が、人々が信仰している大きな物や太陽・星々をも造られた。
それに、畏敬の念を持つので有るのならば、まことにそれを創造された方の力とその理由を知って欲しい。
神さまは、全てをお造りになった後に、…。「礼拝する人を造られた」のです。
神さまと共に歩むための人、私たちのために、あらゆる物を作って下さいましたのです。
食べる物も、生活を支えるものも。大きな物も。
昼を照らす太陽をも。驚くべき現象も全て、神さまが愛された人の為に造られた物なのです。
人は、それらの物を神さまからいただき、受け継ぎました。神さまの子とされ、相続人とされたのです。
神さまは、あなたたちのために、それらを備えられたのです。
全ての物は、人が歩みを進めるために備えられた贈り物なのです。
にも関わらず、何故、そのような物に仕えようとしたのでしょうか?
神の相続人である人たちが、何故、あなたのために仕えるための物に、…。
私たちを祝されたまことの神さまに従うべきです。
まことの神さまの、救いの喜びは、「キリストと共に」です。
「キリスト」は、神々の中の一人では有りません。
主イエス・キリストこそ、唯一、人を神さまの元に導いてくださるお方なのです。
神さまからの大きな愛を実践して下さった方なのです。まことの神の御子。救い主であったのです。
全ての人に祝福をあたえてくださるというアブラハムへの約束を、明らかにして下さったお方なのです。