高松教会 村上貴志 使徒言行録27章27~44節 人生とは、…。コウカイの連続です。ただ、コウカイ。漢字で書くといろいろな表現があります。 後悔。紅海。公開。航海。人生そのものであります。 ローマへの船旅。地中海は、陸に囲まれています。 二日も有ればどこかの陸地に突き当たります。周りが開けているのに、行き詰っていたのです。1週間を超えると、不安が襲います。呪い?船旅には、迷信がつきものです。【ヨナ書1:7】とあるように、誰かに罪が有ると思い、疑い合っていました。 しかし、真夜中。周りの状況が把握できない時に、状況は変化します。陸地が近づいている。不安に対する解決が、訪れている。ですが、この終わりの時。二つの結末を、孕んでいました。①人の手による解決;その解決法は、「足手まといを残して、自分たちだけで逃げる」でした。船員たちは、残りを見捨てて、自分たちだけで、小舟で逃げ出そうとしました。 彼らは、知っていたのです。船の運命を。滅びを。暗礁に乗り上げる事を、恐れました。 異なる方法は?②神さまにお委ねする:全てを、一旦止め、心に平安を取り戻すよう食事を勧めます。「生き延びるために必要な糧を、いただきましょう」そう勧めます。【35節】その言葉は、【34節】に、繋がります。パウロは、ルカ21章7~19節「終末の徴」イエスさまが語られ・約束されたことを念頭に置いて、語ったのです。【8・9・12節】それは、「証しの機会」(13節)だから、備えなさい! その時には、「考えないように!」人の手で解決を試みるのではなく、「神さまに・イエスさまに・聖霊の働きに委ねなさい」上よりの導きを信じるのです。 落ち着いた人々は、救いを確信するのです。 主と共に歩もうと決意する時。「全員が無事に」 全ての人を迎えて下さる備えの場所と導きが、 私たちの前にあるのです。
2020
04Oct