使徒言行録 11章19-30節
高松教会 村上貴志
「キリスト者」英語訳聖書Christiansと、記されております。
では、クリスチャンとは、どのような言葉なのでしょう。
岩波訳聖書の注釈には、「キリストに所属する人々・キリスト派・キリスト党(ヘロデ党のうような呼び方)」の意味と記されております。
キリスト教徒以外から名付けられた呼称です。
キリスト者の広がり。教会は、エルサレムでのステファノの殉教以来、ユダヤ人からの大きな迫害を受けるようになりました。
追っ手から逃れるために、信仰者たちは、地方へ、外国へ「散らされていった」のです。
しかし、各地の聖書を知る人たちに神の約束の成就を伝えて行った。
①キリスト者がは、神の恵みの言葉を伝える人で有ると言う事です。
この良き知らせが、エルサレム教会に届くと、直ちに。
神の恵みは、ヒトの思いを越えます。
②キリスト者は、神の御業を見ると「直ちに」なのです。
バルナバは、以前の事を忘れて、サウロを捜し・受け入れます。
③キリスト者は、受け入れる人です。
神さまに、イエスさまに、教会に受け入れられた事を知る人は、受け入れる事が出来るのです。
そして、合流して、共に、喜びながら、イエスさまの福音を語るのです。【マタイ5:22-25】
敵であった者をも、捜し出して受け入れる。【18:10-14】
④奉仕の業です。それが、キリスト者。
27節以下、預言者アガボの大飢饉の予告。
異邦人教会は、エルサレム教会の兄弟姉妹を支えようとします。
エルサレムは、異邦人を認めなかった。
信仰の交わりから排除しようとしたのです。
しかし、異邦人教会は、その罪を気にせず、憎む者をも助けた。
愛した。【ルカ 6:27】
⑤キリスト者は愛するのです。
世の思い・理を越えて、キリスト者と呼ばれる人となるのです。
【第一ペトロ4:16】そうありたいと思うのです。