ルカによる福音書 2章8~20節
高松教会 村上貴志
イエスさまの御誕生を待ち望む季節。降誕節・アドベント4週目となりました。「アドヴェント」という言葉は、「救いの主の到来」というラテン語です。
礼拝堂に飾られている蠟燭。毎週、一本ずつ灯されます。それぞれが神さまの祝福を現しております。一本目の蠟燭は、「預言」の蠟燭。「希望や期待」を現わします。二本目は、「天使。平和や備え」三本目は、「羊飼い。喜びや光」四本目は、「ベツレヘム。救いや愛」を現わします。そして、リースやクランツの蠟燭の周りには、永遠の命を連想して常緑樹の葉で飾りつけをします。私たちは、そのツリーやクランツ・リース・キャンドルなどを見て、主のお誕生を迎える喜びを備え、そして、感じていくのです。
最初のクリスマス。イエスさまは、「ユダヤ・イスラエルの救い主・王の王・平和の王」と呼ばれますが、民の生活の中にお生まれになられました。しかし、ユダヤの民(神の民・礼拝の民)は、気づくことが有りませんでした。ですが、異国の博士や礼拝に集えない羊飼いたちに導きが与えられました。
聖書の神さまを知らない人たちにも、「民全体に与えられる大きな喜び」が、知らされたのです。
どこに行くのか?「クリスマス」この言葉は、「キリストを礼拝する」という意味です。私たちに伝えた方は、…。御使いのようには、思えなかったのかもしれませんが、神さまの目に映った事は、「すべて天使の話した通りの事を、伝えていく喜びの声・讃美の声を発する人は、天の御使いとされた」ということなのです。聞くもの全てが、伝えられた喜びを知り、「さあ行こう」と、思う人に、神さまの招きによって変えられるのです。
招きに応えた者は、集う方の喜びの讃美を聞き、「さあ行こう」と言う声を、全地に広げていくのです。「キリスト(救い主)を礼拝しに」