使徒言行録 11章1-33節
高松教会 村上貴志
高松教会は、7月7日が創立記念日で、今年で112周年を迎えます。
明治18年頃、日本組合教会今治教会の横井牧師が、伝道開始されてからは、約134年となります。
信仰の種が蒔かれ、少しずつ成長し、花を咲かせ実を成らせ、新たに種蒔く姿にまで、成長させられ、この地で小さな群れが出来たのです。
しかし、小さな群れであっても、神さまを求める人・キリストの救いに与ろうとする人たちにとっては、とても大きな場所であります。
そのような高松教会。当然異邦人教会であります。
使徒言行録時代のエルサレムの教会。
どこまで福音を広げていくのか?
相応しい人とは、誰なのか?
指導者ペトロ。頑なにユダヤの信仰を、守っている時に、神さまは、異邦人信仰者を起こされます。
ローマの傭兵隊長でしたが、熱心に信仰しました。
家族や部下たちにも伝道しました。
弱い立場の人たちに、施しをし、助けの手を差し伸べました。
律法に・神の掟に、従っていたという事です。もちろん、日々の祈りも欠かしていなかったようです。
御使いは、両者を繋ぎます。
異邦人への伝道を示すのです。
ペトロは、9節のような思いが示されます。
旧約聖書レビ記11章の規定を思い出したのです。
食物規定。清いものとそうでないものが記されております。
しかし、神さまの声は、 「神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない。」
「異邦人だから、相応しくない」そうでは無いのです。
「神さまを知らなかったゆえに、相応しくなかった」のです。
であるならば、伝えた後ならば、…。 そのために、伝えなければ、…。
ペトロは、そこに気付かされたのです。
求める人がいるならば、そこで、伝えるのです。
ペトロは、異邦人の訪問を通して、神さまの招きに応えるのです。